「真名瀬漁港付近から見える山々」
今回の自然と遊ぼうでは、真名瀬漁港付近から見える北西〜西の山々の紹介をさせて頂きます。
海に向かって北西方面には丹沢の山々,西北西には富士山,西には箱根の山々があります。まず、丹沢山系ではこの付近では、大山(標高1252m・直線距離42km)山頂と丹沢山(1576m・43km)山頂が重なって見えるので見つけやすくそこを目安に他の山を見つけると良いでしょう。
その奥には蛭ケ岳の山頂が重なりますが葉山からは見えません。大山では、中腹付近に阿夫利神社の下社があり双眼鏡で見つけることができます。
その手前下が伊勢原市、さらに手前が寒川町になります。また、逆にその奥、延長線上160km先は長野県の諏訪湖になります。
江ノ島右側のストロボライト点滅の奥が小田急沿線の鶴巻になります。
この山々が見える条件としては西高東低の冬型の天気であることです。西から近づいて来た低気圧が雨を降らせ、寒冷前線が通過し、低気圧の中心が東の太平洋上に進むと冬型の天気になり遠くの景色が良く見えるようになります。丹沢よりさらに北側には小金沢山、大菩薩、雲取山など秩父方面の山々を見ることが出来ます。また、富士山のやや右側には雪をかぶった南アルプスを見ることが出来ます。江ノ島の左側では、茅ケ崎沖の烏帽子岩、湘南平公園が見えます。西北西方面では日本一の富士山が美しい姿でそびえています。冬、富士山の雪の積もり方などを観察すると面白いと思います。富士山山頂より鉛直に下ろしたおにぎりに似た山が矢倉岳、その下は大磯付近になります。次に西側方面では富士山の左側を裾野までたどると葉山から見て矢倉岳に似ている山、金時山(1213m・52km)があります。さらにその左は明神ケ岳、大文字焼きの明星ケ岳と続き明星ケ岳の奥は箱根登山鉄道終点の強羅駅、その周辺では美術館、公園などがありさらに奥は芦ノ湖の湖尻付近になります。その左側は箱根で一番高い山、神山(1438m・51km)手前には早川の河口、箱根ターンパイク入り口があります。そして神山から稜線を左にたどると山頂が平に見える山、箱根駒ケ岳(1327m・50km)があり、その左側は無線中継所がある二子山、さらに箱根ターンパイクのある大観山へと続きます。海面ぎりぎりには真鶴半島三ツ石を双眼鏡で確認することが出来ます。さらに南側は伊豆七島の大島、大島と房総半島の中間付近には葉山から120km離れた三宅島がぼんやり見えます。
皆さんも是非、葉山からの素晴らしい景色を楽しんでください。
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