( どれみ幼稚園 / 葉山の散歩道 )

葉山に伝わる昔話

その1 |
 
「 七 桶 岩 の 話 」

その昔、欲深いおばあさんが岩に上がっている大蛸を見つけました。
よし、つかまえて食ってやろう。
   
家から桶を持ってきて蛸のいる岩に上がり捕まえようとしました。
しかし、あまりの大蛸だったためにびっくり。
これでは桶に入らない。まずは足を一本貰おう。
   
大蛸の足でいっぱいになった桶を抱え家に戻りました。
「近所へは内緒にしておこう」
そして、次の日には二本目の足を桶に入れて家に戻りました。
   
「近所へは内緒にしておこう」
そして、次の日には三本目の足を・・・・
そして八日目に最後の足を持ち帰ろうとしたとき、この欲深いおばあさんは
   
大蛸に海中に引き込まれ命を失ってしまったそうです。
そこでこの岩を七桶岩と呼ぶようになったそうです。
     
 
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