コゲラの巣作り

「コゲラは森の大工さん」

トントントントン、トントントントン精が出ますね・・・
今日もまた家造りですか？
「そうなんです。後、少しで出来るんですけどね。
この木はちょっと堅くてなかなか掘れないんですよ。
私のクチバシこんなふうにノミにもなるんですよ。便利でしょう。」
今日は風が弱いのでコゲラさんの家造りの乾いた音が森に良く響いています。
実はこのコゲラは葉山の山や雑木林を散歩していると良く見かける鳥なんです。
コゲラはキツツキの仲間で、一番小さな鳥で、スズメと同じくらいの大きさなんです。
ギーッ、ギーッと鳴きながら山や雑木林を飛び回り、枯れ木や枯れ枝に垂直にとまり、クチバシで木をつつき昆虫などの餌をとります。
秋から冬にかけてはエナガやシジュウカラの群れに入ることもあり木の実を食べることもあるようです。
早春、コゲラはその大工さんのノミのような鋭いクチバシを使って枯れ木に丸い巣穴を掘りますがその巣穴を掘る音だったり、餌をとったりする音だったんですね。
アッ、木の上から又、聞こえてきましたよ。
トントントントン、トントントントン
コゲラは森の大工さんですね。

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