( どれみ幼稚園 / 自然と遊ぼう )

どこか日当たりの良い場所、知りませんか?

 
こんにちは!カマキリさん
お散歩ですか?
今日はお天気が良いですからね。 でも、そろそろ日溜りがこいしくなる季節になって来ましたね。
そうですね。
ちょっと見てくださいよ、私のおなか。
ほら、こんなに大きくなってきましたよ。
本当ですね。
そろそろ、卵を産む準備をしないといけないのですけどね。
どこか日当たりの良い場所、知りませんか?
一日の中でもできるだけ長い間、日が当たる場所が良いのですけどね。
アツ、ありました、ありました。
向こうの南側斜面のアズマネザサがある辺りの更に南側、日当たりが良さそうですから。
あそこに決めました。ありがとう。
実はこのカマキリさん、オオカマキリのメスなのです。
秋に大きなおなかを抱えて産卵場所を探しているのです。 日当たりの良い場所を見つけると薄茶色をしたスポンジ状の卵のうを冬でも倒れない木や
草の茎に逆立ちをしながら産み付けます。
卵のうの中には100〜200個の卵が入っていて、この卵のうの中で越冬した卵から春になると皆いっせいに産まれてきます。
その様子を見ているとかわいらしく、飽きませんヨ!
皆さんもオオカマキリの卵のうを見つけてみませんか?
 
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